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ivy cageの工房に散らばる石ころのご紹介。
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アイス・クリスタル-ヒマラヤ蝕像水晶
【Ice Crystal】
Manikaran, Parvati Valley, Kulu, Himachal Pradesh, India
鉱物名:クォーツ
宝石名:クォーツ
英名:Ice Crystal
和名:ヒマラヤ蝕像水晶
モース硬度:7
劈開:不明瞭
産地:インド

処理:-

流通名:アイス・クリスタル
     ヒマラヤ・アイス・クリスタル
     ヒマラヤ蝕像水晶
     エッチド・クォーツ(蝕像水晶全般を指す)
     ニルヴァーナ・クォーツ/ニルヴァーナ・ストーン/ニルヴァーナ・クリスタル


ヒマラヤの麓に位置するクル地区マニカラン産のアイス・クリスタル。
うっすらとピンク色をしたものは、表面に酸化鉄が付着しているためです。
インド北部、ヒマーチャル・プラデーシュ州のクル渓谷は、標高約6000mの氷河地域。
温暖化の影響によってこの氷河が溶けた場所で、1995年に発見されたのが「アイス・クリスタル」なのだとか。
凸凹とした奇妙なエッチング(蝕像)は、水晶が結晶・成長する際に他種鉱物に成長を阻害されたことを表しています。
水晶がフッ化水素に溶かされたことを示すトライゴーニック(逆三角形の蝕像)も見られます。

※凸凹のエッチングが氷によるものでは?という話もありますが、石英が結晶・成長するほどの高温下で氷が溶けずにいられるものなのでしょうか…?

アイス・クリスタルはクラスター(群晶)になることなく、ひとつひとつの結晶がばらばらの状態で産出します。なかにはC面(底面)を持つ結晶もあり、これは天然水晶には非常に珍しい特徴となります。
また、結晶同士を軽く打ち合わせると高く澄んだ音が響くため、シンギング・クリスタルのひとつとしても知られています。
こちらは是非お試しあれ。
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プロフィール
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写真、音楽、鉱物の蒐集、調べもの
自己紹介:
銀と鉱物でアクセサリーを作りつつ
宝飾業界のはじっこのほうで
いろいろ考えたり調べたり遊んだりしている
ただの石好きです。
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