ivy cageの工房に散らばる石ころのご紹介。
[PR]
2024/12/04/Wednesday
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ラジュライト in クォーツ-天藍石入水晶
2012/09/16/Sunday
【Lazulite in Quartz】
鉱物名:クォーツ
宝石名:ラジュライト in クォーツ/ラズライト in クォーツ
英名:Lazulite in Quartz
和名:青水晶/天藍石入水晶
モース硬度:7(水晶の硬度)
劈開:なし
産地:マダガスカル、カナダetc...
処理:-
流通名:ラジュライト(ラズライト) in クォーツ
天藍石入水晶
青水晶
ブルー・クォーツ
ブルー・サンストーン(!?)
ラジュライトinクォーツ。
青い小さなラジュライト(天藍石)の結晶が内包された水晶です。
産出量は少なく、加工も難しいので稀少なのだとか。
写真のブリオレットは、インドの業者より「ブルー・サンストーン」という名前で仕入れたものです。
青いサンストーンというものは、今のところ存在しない筈。
アイオライトに含まれたヘマタイト等によるアベンチュレッセンスを示す「アイオライト・サンストーン」ならありますが、透明なクォーツに青い結晶を含むこの石とは大分違います。
ラジュライトinクォーツにしか見えないけれど、そんな流通名があっただろうか?
と疑問に思いつつ「ラジュライトでは?」と確認したところ、「そうかもしれないけど、ブルー・サンストーンの名前で入ってきてるから」との返答。
その後も「ブルー・サンストーン」のまま販売されていたようです。
ラジュライトinクォーツは分かりやすいほうですが、同じように不思議な名前をつけられて売られているもののなかには全く正体不明な石もあったりして、なかなかスリリング。
産地は分かりませんが、この色合いは恐らくカナダあたりのような?
写真では青く写り過ぎていますが、実際はもう少しくすんだ色をしています。
内包されたラジュライトのために水晶全体が青っぽく見えるので「ブルー・クォーツ」「青水晶」とも呼ばれます。
※「ブルー・クォーツ」「青水晶」は、内包物のために青く見える水晶の総称です。
天然の水晶には、それ自体が青色をしているものはありません。
水晶を青く見せる内包物は、他にインディコライト(ブルートルマリン)、ギラライト、
クロシドライトやリーベッカイト、アエリナイト、デュモルチェライト、シャッタカイト、
ブランシェアイト、パパゴアイト、アホーアイト等があります。
また合成水晶やガラスの「ブルークォーツ」もあります。
*ラジュライトとラズライト*
ラジュライトの綴りはLazulite。
「ラズライト」と表記されることも多いのですが、最近では「ラジュライト」「ラジューライト」の表記が増えています。
それというのも、「ラズライト(Lazurite)」という、非常に間違われやすい石が他にあるため。
「ラズライト(Lazurite)」は、和名で青金石。ラピス・ラズリを構成する主成分です。
全く違う石なのですが、日本語ではLとRの区別が難しく、どちらも「ラズライト」と表記され混同されてしまうことが多いため、天藍石(Lazulite)のほうを「ラジュライト」「ラジューライト」と表記することになったようです。
comments**
プロフィール
HN:
Yati
HP:
性別:
女性
職業:
アクセサリー作家
趣味:
写真、音楽、鉱物の蒐集、調べもの
自己紹介:
銀と鉱物でアクセサリーを作りつつ
宝飾業界のはじっこのほうで
いろいろ考えたり調べたり遊んだりしている
ただの石好きです。
宝飾業界のはじっこのほうで
いろいろ考えたり調べたり遊んだりしている
ただの石好きです。
ブログ内検索
カテゴリー
*ご注意*
当サイトの掲載内容には個人的見解が含まれます。
鉱物名や分類等の情報の変更につきましても
リアルタイムで反映されるものではありません。
あくまでもご参考程度にご覧くださいますよう
お願い申し上げます。
※掲載内容のミス、変更等につきましては
発覚次第、順に修正致します。
お気付きの点がございました場合は
ご指摘戴けると有難いです。
※無断転載はご遠慮ください。
鉱物名や分類等の情報の変更につきましても
リアルタイムで反映されるものではありません。
あくまでもご参考程度にご覧くださいますよう
お願い申し上げます。
※掲載内容のミス、変更等につきましては
発覚次第、順に修正致します。
お気付きの点がございました場合は
ご指摘戴けると有難いです。
※無断転載はご遠慮ください。
最新記事
(02/18)
(02/14)
(12/30)
(12/29)
(12/29)
カウンター
PR