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ivy cageの工房に散らばる石ころのご紹介。
ピンク・グロッシュラー-灰礬柘榴石

【Pink Grossular Garnet】Mexico

鉱物名:グロッシュラー・ガーネット
宝石名:ピンク・グロッシュラー・ガーネット
英名:Pink Grossular Garnet
和名:灰礬柘榴石
モース硬度:7-7.5
劈開:なし(裂開:一方向に明瞭)
産地:メキシコ、スリランカ

処理:-

流通名:ピンク・グロッシュラー
     ラズベリー・グロッシュラー
     ラズベリー・ガーネット
     ロゾライト(メキシコ産のみ)


メキシコ産のピンク色のグロッシュラー・ガーネット。
スペイン語で薔薇色を指す「Roso」からとって「ロゾライト(薔薇色の石)」、または「ラズベリー・ガーネット」「ラズベリー・グロッシュラー」などと呼ばれます。
ピンク色をしているのは表面近くの層で、内部はメラナイト(黒色のアンドラダイト・ガーネット)。
写真の石も、ピンクのグロッシュラー・ガーネットの内部にメラナイトの黒が透けて見えています。

グロッシュラーは、ガーネットに分類される鉱物の一種。
最初に発見されたグロッシュラーが西洋スグリのようなグリーンだったため、西洋スグリを意味する「Grossularia」が語源となっています。
ガーネットグループの中では、グロッシュラーはウグランダイトに分類されます。
ウグランダイトとは、カルシウムを含むガーネットであるウバロバイト、グロッシュラー、アンドラダイトの3種類の名前を合わせたもの。これらはカルシウム・ガーネットと呼ばれることもあります。

純粋なグロッシュラーガーネットは無色透明ですが、含有物によるグリーンやイエロー系統のカラーが一般的。
ピンク・グロッシュラーの色は、カルシウムの一部がマンガンに置き換わることで、スペサルティンのように赤みを帯びた発色になっているためです。
ガーネットグループの鉱物は成分の差によって分類されていますが、それぞれが置換しあうことが多いために純粋な結晶はほとんどありません。
大抵は互いに混じり合った固溶体として産出され、様々なバリエーションを見ることが出来ます。
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写真、音楽、鉱物の蒐集、調べもの
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宝飾業界のはじっこのほうで
いろいろ考えたり調べたり遊んだりしている
ただの石好きです。
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